ライティングのコツ

ちゃんと使えてる?コピーライティングのコツとは

◇売る側主体ではなく、買う側主体の文章にする。

どういうことかというと、
「この商品は、こんなスペックでこんなメリットがあって~」
というより、
「○○でお困りではないですか?あなたのこんな不便をこの商品で解決できるんです。」
といったようにお客様主体。お客様が商品によってどんな未来を手にできるかという伝え方でないと伝わりませんし、買いたいと思われないということですね。

「このバッグは新素材の○○を使っていて315gしかありません」
よりも、
「重い通勤バッグは卒業しませんか?新素材で軽くて疲れにくい!」
という消費者の使用シーンや潜在的な欲求をわかりやすく伝えるようにしましょう。

◇社会的証明

コピーライティングをするうえで重要なのがこの「社会的証明」です。
どういうことかというと、みんなが買っていれば安心だし、いい商品に違いないという心理のことです。
そう。社会的に証明された商品ということですね。

これを応用すると、
「今すぐご来店ください。待ち時間なくご案内できます。」
よりも、
「ご来店いただく場合は、お待ちいただく場合がございますのでお早めにお越しください。」
であれば、後者のほうがそんなに皆が来店しているなら早く行かなきゃいけないという心理が働いて来店数が増えるということですね。

ただ、これが逆に働いてしまう失敗例もあります。
「最近連絡なく、キャンセルされる方が多くなっています。キャンセルされる場合は事前にご連絡をお願いいたします。」
とキャンセルを減らすための文章を店頭に掲示したところ、逆にキャンセルが増えてしまったんですね。

これは、みんな無断でキャンセルしてるんだ。じゃあ自分も連絡しなくて大丈夫かなと思ってしまうんですね。
「いつもご予約の時間通りご来店いただきありがとうございます。」
のほうが、みんな時間通りに来てるんだ。という社会的証明になるんですね。

◇希少性の原則

これは価格決定の際にもよく使われることですが、限定商品や1頭から200グラムしか取れない部位など、希少なものは価格が上がりやすいというものですね。
コピーライティングでは、
「たくさんご用意しておりますので、いつでもご購入いただけます。」
よりも、
「1日100個限定、無くなり次第終了」や、
「なるべく多くのお客様に手に取っていただきたいので、お1人様2点までとさせていただきます。」
などにしたほうが売れやすいんですね。

もちろん、裏に大量に在庫があるのに嘘でこういった書き方をするのはやめましょう。
コピーライティングは本当にいいものを正しく消費者に伝えるための技術です。

◇質問の力

人は質問をされると思わず答えを考えてしまいます。
つまり、質問をされるとその答えを知りたくなるので、そのあとの文や中身を見てもらいやすくなるんですね。

最近ではSNSでよく使われていますね。

「コーヒーを飲むと痩せやすくなるって本当?コーヒーのダイエット効果とは。」
「中々眠れないとお悩みではないですか?寝つきが良くなる方法は○○だった?」
「なぜ1年間で売上を5倍にすることができたのか?」

等々。
このように最初に質問を投げかけることで、相手と会話の状態を作ることができます。

その他にも細かいライティングの技術はたくさんありますが、基本は商品の良さを最大限伝えるということを抑えて、今回ご紹介した方法を使ってみてください。

【まとめ】

コピーライティングというとよく聞くのが、自分は文章を書くのが苦手だから~という人がいます。
でもコピーライティングは「文章を書くのが得意」である必要はありません。
一定のパターンとよく使われる表現を覚えておけば、あとはその商品やサービスにあったものをパズルのように構築していくだけです。

そして作った後は最初から読み返してみる。
数パターン作ってテストをする。
といった当たり前のことをするだけです。

それでもハードルが高いという場合はご相談ください。